ばろぼんギャラリィ 表紙
ココは愛犬バロンの写真部屋です。
ばろん'sぷろふぃーる
生年月日:1991年2月3日
没年月日:2005年6月5日 AM11:20頃永眠
     生年数14歳4ヶ月ちょうどでした。
犬種:パグ
色:(アプリコット)フォーン
(微妙に疎らなアプリコット色が配色された毛色でした。購入した時、珍しいアプリコットの毛色が混じっていますよ。と言われた意味が暫く分からなかったアホな飼い主でした。)

2004年8月に足に出来た脂肪細胞腫と言う犬の癌を摘出。
皮膚病によりお腹の毛が全て抜け落ち、皮膚も黒くボロボロだったのを治療。
目は角膜炎で乾燥しちゃってました。以前から視力障害で目は見えてませんでした。
加えて、前立腺肥大症に。それが原因で肛門周辺腫を併発。
それでも彼は最期まで頑張りました。頑張って、最後の最後まで生き抜いて、そして静かに、眠りました。
心臓が、静かにその時を止めました。
パグ絵:管理人頑張って描いちゃったゾン
って事で、上のナニやらはリニューアル前にTOP看板としておいてあった物。
オマケ部屋では卒倒ナサラヌようご注意。





蛇足: パグの色はブラック・シルバー・フォーン・アプリコット なのだそうです。
うちの子は写真では分かりにくいのですが、フォーンにしては赤っぽい、なんか微妙な色。
とくに背中の黒いライン脇が赤毛っぽくて、近所のパグちゃんとはどこか色が違って見えていて、なんか濃い? と言われておりました。
で、購入時のペットショップの方が「うーん、この子はアプリコットフォーンですねぇ」って言ってました。要は混合色ですか?
青年期は確かになんか濃いよね? って感じでしたけど、老年期はその赤っぽかった毛が全て白髪で真っ白になってしまい、真っ黒い顔も、真っ白になって、ゴマフアザラシのようでした。



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2005年6月4日の夜
 バロンの様子を見て、私は母に
「バロン、今月を越すのは無理かもしれない……」
 と言った。
 その時、バロンは頭をもたげ私を見つめた。そして再び静かに眠りについた。
2005年6月5日の朝
 バロンは眠ったまま、起きなかった。
 病院へ運んだけれど、間に合わなかった。
 先生は、それでも延命処置をしてくれた。けれど……、
「もう、やめて!」と、私はそれを止めさせた。

 私は知っていたんです。
「バロンがいなかったら、私ダメだから。
 神様、バロンをとらないで、絶対私からバロンをとらないで……」
 って、ずっとずっとお願いしてきました。
 だから、バロンは苦しいのに、辛いのに生きていたんです。
 そして、あの夜、私はバロンに言いました。
「ありがとう。頑張るから、大丈夫だから、これ以上頑張らなくていいから」って。
 そして、私の、「無理かもしれない」と言った言葉に、見えない目で答えた瞳に、
 安堵した光があったことを、私は見てしまったんです。

 最期まで私の為に、一生懸命生きてくれたバロンに、心のそこからありがとうと伝えたい。
 そして、虹の橋で待つバロンと再会した時、沢山たくさん、ありがとうを伝えようと思います。

 だから、私はペットロスになんか負けない。


 2007年5月20日現在 まだ、これだけしか書けません。
 涙が溢れて、あんなに泣いたのに、まだ涙がでます。まだ、普通に話すことが出来ないけれど、
 これは事実だし、思い出だから。

 バロンは今もきっと元気に虹の橋で遊んでいるはず。
 どうか、今を一緒に生きているあなた家族に、感謝をしてください。
 かけがえのない命を大切にしてください。
 自分が後悔しない為に。
 自分が負けない為に。
 そして、自分を信じてくれる一つの命の為に生きて下さい。
 
 小さな命は、この世界が奇跡で溢れていたことを、教えてくれました。
 命が重なり合って作り上げられた世界なんだと、教えてくれました。

 最後まで、私を信じてくれる人の為なら、
 諦めの悪い人になりたい、そんなふうに思います。

2007/05/20 M.T(バロンの飼い主である私の本名のイニシャルを使用させて頂きます)